感情知性スキル。気持ちに精通していくこと。
でも、こんなことを言う子たちがいます。
「怒りを無視できるようになった。」
「悲しみなど、何も感じないようにできるようになった。」
思春期は多感期。多感期にも関わらず感情を麻痺させるスキルを学んでいます。
また、それができるようになるのを「強さ」と感じる子もいます。
蓋をしても、その蓋の下で、なくなるわけではなく、心にも体にも、そして、自分の成長だけではなく、社交面、色々な面に影響を及ぼします。感情に鈍感になっていく。Emotional Baggageは少しづつ大きくなっていく。
ちょっとした事で怒る子は、ちょっとした事で大喜びをする子。
「そんな小さな事で怒らないの」と言っても、滅多に「そんな小さな事で大喜びしないの」とは言わない。
アンガーマネージメントのクラスに送っても、喜びをマネージするクラスには送らないでしょう。
感情豊かな子に、怒りは抑え、喜びはもっと出しても良いと感じさせて、
その子は自分の感情と上手に付き合っていけるのでしょうか。
感情に良し悪しなし。全部抱きしめてあげなさいと教える。
親がドキっとするような言葉を子供が言っても、子供が書いていても、全部抱きしめてあげる。
親だから言えることもある。
親だからこそ、言えないこともある。
親だから、弱音を吐ける。
親だからこそ、弱音を吐けない。
子供から手を離されるのと、自分から手を離すのは違います。
思春期は手を大きく離して、目は離さない。そして、大きな目でみてあげる時期です。
なにせ理不尽な時期ですから。

