感情に良し悪しなし。全部抱きしめてあげなさい。

感情知性スキル。気持ちに精通していくこと。

でも、こんなことを言う子たちがいます。

「怒りを無視できるようになった。」

「悲しみなど、何も感じないようにできるようになった。」

思春期は多感期。多感期にも関わらず感情を麻痺させるスキルを学んでいます。

また、それができるようになるのを「強さ」と感じる子もいます。

蓋をしても、その蓋の下で、なくなるわけではなく、心にも体にも、そして、自分の成長だけではなく、社交面、色々な面に影響を及ぼします。感情に鈍感になっていく。Emotional Baggageは少しづつ大きくなっていく。

ちょっとした事で怒る子は、ちょっとした事で大喜びをする子。

「そんな小さな事で怒らないの」と言っても、滅多に「そんな小さな事で大喜びしないの」とは言わない。

アンガーマネージメントのクラスに送っても、喜びをマネージするクラスには送らないでしょう。

感情豊かな子に、怒りは抑え、喜びはもっと出しても良いと感じさせて、

その子は自分の感情と上手に付き合っていけるのでしょうか。

感情に良し悪しなし。全部抱きしめてあげなさいと教える。

親がドキっとするような言葉を子供が言っても、子供が書いていても、全部抱きしめてあげる。

親だから言えることもある。

親だからこそ、言えないこともある。

親だから、弱音を吐ける。

親だからこそ、弱音を吐けない。

子供から手を離されるのと、自分から手を離すのは違います。

思春期は手を大きく離して、目は離さない。そして、大きな目でみてあげる時期です。

なにせ理不尽な時期ですから。

不明 のアバター

投稿者: hirosopherfp

アメリカのギフティッド教育を専門とする私立中学校で2002- 2012の10年間教鞭をとった後、2012年、Feelosopher's Path教育コミュニティーを設立。「思春期を黄金期にする!」と生徒たちの成長に没頭してきた教育家が、子育てに奮闘しながら、教育コミュニティーを通して沢山のご家族と子育てを満喫しています。趣味は登山とキャンプ。最近はロッククライミングも始めました。2児のパパ。 今瀬博 Feelospher's Path 共同設立者

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